計算式の入力

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目 次

3-1、数式の入力(P4)

各セルには、文字や数値だけでなく、計算式を入力することも出来ます。
通常計算式が入力されているセルには計算結果が表示され、ダブルクリックしたときには計算式が表示されます。

数式を入力するには、

●数値データを計算する際、計算結果を表示するセルに「」を入力します。
※1「=」は、キーボードから直接入力する方法と、
ツールバーにある数式バー「=」をクリックする方法があります。
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※2 Excel2002の場合、ツールバーに「=」がないので直接キーボードから入力してください。)
又2002の場合、以下の設定をすると「=」をツールバーに表示することが出来ます。
<設定方法>
メニューバーの[ツール]→[ユーザー設定]→[コマンド]タブ→[分類]欄の
[挿入]から「"="」 を選択し、ツールバーの任意のところまでドラッグします。 -----------------------------------------------------------------------------------------

●数値データを計算する際、電卓で計算する方法と同じように そのつど数値を入力して計算する場合
例 =3215+253)と、 それ以外に、計算対象となるセル番地を指定して計算する場合があります。

(通常は、このセル参照を使用し計算式を入力します。)

(例 =A15+B25) このように、セル番地を指定して操作することを「セル参照」といいます。

※ここで使う数式は、「セル参照」を使用して説明します。
※演算記号はキーボードより直接入力します。掛算「*」、割算「/」、足算「+」、引算「-」

 <例> [C5]にある数値と[D5]にある数値を掛け算する場合は、以下のように行います。

  • 計算結果を表示するセルを選択します。
  • 数式バーをクリックします。
  • C5」をクリックします。
  • *」をキーボードより入力します。
  • D5」をクリックします。
  • 最後にキーボードより「Enter」キーを押します。

3-2、合計を求める。(P4)

オートSUM

オートSUMを使うと、合計値を簡単に計算することが出来ます。
オートSUMの使い方は、合計値を表示するセルを指定する方法と、合計する範囲を指定する方法があります。

合計値を表示するセルを指定する方法

オートSUMを使うと合計値を表示するセルを指定するだけで、合計値を計算できます。
ここでは、セルF3:F12の合計を、F13に表示する場合を例に説明します。

1、合計を表示するF13を選択します。 2、ツールバー「オートSUM」をクリックします。
3、合計する範囲が自動的に点線で囲まれます。
(点線をドラッグすると合計する範囲を変更できます。)
4、「ENTER」キーをクリックすると数式が入力され計算結果が表示されます。
合計する範囲を指定する方法

オートSUMを使うと、合計する範囲を指定するだけで合計値を計算できます。
ここでは、セルF3:H12までの範囲を一度に合計する場合を例に説明します。

1、合計する範囲「F3:F12」を選択します。 2、オートSUMをクリックします。
3、F13からH13に計算式が入力され結果が表示されます。


■その他操作方法01

最初に合計するセル範囲を計算結果の入力欄を含めて指定します。
次にツールバーにある「オートSUM」をクリックします。

下の例の場合、セル番地の「B2」から「G6」までドラッグして選択して
次にツールバーにある「オートSUM」をクリックします。

※別の範囲選択の方法
「B2」をクリックします、次に「Shift」キーを押しながら「G8」をクリックします。
   ※シートに収まらないような大きな表は、この方が便利かも知れません。

■その他操作方法02

計算結果を入力するセル「G3」を選択します。
次にツールバーにある「オートSUM」をクリックします。
「ENTER」キーを押して確定します。
オートフィルで、式をコピーします。 同様な方法で、縦の計算をします。

3-3、数式をコピーする(P4)

●数式のコピー方法も通常のコピー方法と同じです。文字や数値の場合は、そのセルの値がコピーされ、セルに数式が入力されていれば、数式がコピーされます。

「右クリック」して表れるショートカットメニューからの方法。

1.コピー元のセルを選択し、「右クリック」→「コピー」を選択します。
2.コピー先にセルを選択し右クリックで「貼り付け」を選択します。
3.「Enter」キーを押して処理を終了します。
(「ESC」キーでも操作を終了できます。)

ツールバーにある、「コピー」と「貼り付け」を使用しても同様の操作をおこなうことが出来ます。

3-4、オートフィルによるコピー(P4)

コピー元のセルを選択し、セルの左下の■のところ(フィルハンドルと言います)にカーソルを移動するとカーソルの形が 「」に変わります、そのままコピーする方向に向かってドラッグします。すると計算式がコピーされます。 これをオートフィルと言います。

 拡大画像→

●1,2,3・・・と連続する数字をオートフィルでコピーする場合

「1,2」を選択してから、オートフィルを実行すると、4,5,6,7・・・・とコピーされます。
又「1」を選択して、「Ctrl」キーを押しながらオートフィルを行っても上と同じ用に2,3,4,5,6、・・・とコピーされます。

1、「1,2」を選択してフィルハンドルにマウスポインタを移動します。 2、下方向にドラックします。 3、連番が入力されます。

3-4.1、オートフィルを簡単に素早く行う

例えば、1000行もある表の計算式をオートフィルを使って(3-4)のようにドラックしてコピーするのは手間がかかります。
そんな時は、フィルハンドル上でダブルクリックすると、一発でコピーが出来ます。

3-5、関数を入力する。(P4)

※関数とは、特定の計算を自動的に行う為に、あらかじめ定義されている数式のことです
関数を使うと複雑な計算も簡単に行えるようになります。

主な関数に、SUM関数(合計を計算)、AVERAGE関数(平均を計算)、COUNT関数(セルに入力されているセルの数をカウントする)などがあります。

関数ウィザードを使用して関数を使用する。

最初に、計算結果を表示するセルを選択します。
Excel2002のばあいは、数式バー横にある「fx」(関数の挿入)をクリックします。
関数の分類>で、使用する関数の種類を選択します。わからない場合は、「全てを表示する」 を選択しましょう。
関数名>から使用する関数を選択し[OK]をクリックします。

関数の引数>ダイアログボックスが表れます、必要な数値を直接入力していくか、 セル番地を入力します。
をクリックして、直接シートから選択することもできます。
最後に「OK]をクリックします。

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<例題>下の表 「C3」から「F7」の中から「最大値」を探し「C10」にその数値を表示する場合、

1.「C10」を選択します。
次に「FX」をクリックすると「関数の挿入」画面が表示されます。
「関数の分類で、「全てを表示」を選択し
「関数名」で、「MAX」を選択し、「OK」をクリックします。
2、をクリック
3、「C3」から「F7」まで選択し、をクリックします。
4、「OK」をクリック
5、「C10」に「C3」から「F7」までの最大値「36000」が表示されます。

3-6、絶対参照と相対参照(P4)

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※相対参照とは、相対的にセルの位置が変化しますが、絶対参照は、セルの位置が固定されます。 例えで説明すると、「あなたの家はどこですか?」と聞かれた場合に、 絶対参照的にこたえれば、「私の家は、茨城県潮来市清水867-278です。」 相対参照的にこたえれば、「私の家は、赤い二階建ての家の右隣の家です。」となります。 このように絶対参照では、場所を1箇所に特定することができますが、相対参照では特定することはでず、状況によって 変化することになります。 これが、絶対参照と相対参照の違いです。 計算式をコピーした場合 相対参照では、答えを表示する場所を基点に、「一つ左の値と二番目の値を掛け算する」という式をコピーすることになります。

◆絶対参照の指定方法は、
絶対参照にするセルにカーソルを移動して、
F4キー押すと参照方式を切り替えることが出来ます。
「$」は、絶対参照の場合に表示されます。

「$A$1」⇒列と行を絶対参照にします。
「$A1」⇒列を絶対参照にします。
「A$1」⇒行を絶対参照にします。
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<例>・売上合計に対する構成比を求める場合などは、セル「M6」を絶対参照にします。
=J6/$M$6 
「J6」に構成比を求める式を入力すれば、「K7」「L7」に式をコピーするだけでば答えが出ます。

計算結果は、以下のようになります。
これをツールバーにある「パーセント区切り」
と「小数点表示桁上げ」をクリックして表示形式を変更します。

3-7、計算結果が合わない場合

手順

1.メニューバー<ツール><オプション>のダイアログボックス「計算方法」のタブをクリック
2.→<ブックオ プション>の中の「表示桁数で計算する」にチェックを入れます。

※上記の操作を行うと
データの正確さが失われます、元に戻すことは、出来ません。
というメッセージが表示されますが「OK」をクリックして下さい。

3-8、計算結果の「0」を表示しない。

既定の設定では、計算式を入力した場合の計算結果が「0」の場合は、「0」が表示されてしましますが、設定を変更することで、非表示にすることが出来ます。

手順

1.メニューバーから、「ツール」「オプション」を選択します。
2.「表示」タブをクリックし、「表示オプション」にある。
3.「ゼロ値」のチェックを外します。
4.「OK」をクリックします。

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