日付/時刻関数

現在の日付/時間を求める  NOW( )

書式

NOW( )

●<具体例> =NOW()  

NOW( )は、現在の日付と時刻のシリアル値を返します。

NOW関数は、コントロールパネル「日付と時刻のプロパティ」画面に表示されている時刻と日付を表示します。

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※シリアル値とは、
既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存されます。2005 年 1 月 27 日は 1900 年 1 月 1 日から 38379 日後に当たるので、シリアル値は 38379 になります。1日過ぎるごとに1が加算されます。
小数部分の69245が、時間を表しています。1日が1ですから、1時間は、24分の1(1÷24=0.042)となり、一分は1時間の60分の1ですから、(0.042÷60=0.001)となります。1秒増えるごとに0.001が加算されることになります。

●時給から給与を計算する場合注意が必要です。
勤務時間に時給を掛けて支給金額を計算する時には、一旦シリアル値を時間単位のシリアル値に変更しなければなりません
シリアル値では、1日を1として計算しますから、時給を計算する場合は、1日は24時間ですから24倍しなければ正しい結果は表示されません。

退社時間が、17:00 出社時間が8:00 時給800円の場合この従業員の1日の給料を計算式で表すと
=(17:00−8:00)×800×24となります。

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現在の日付を求める  TODAY( )

書式

TODAY( )

●<具体例> =TODAY( )

「A1」に「=TODAY( )と入力すると「2005/1/28」と現在の日付が表示されます。

TODAY関数は、現在の日付を表すシリアル値を返します。

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Microsoft Windows 2000 以降の場合

Windows 2000 以降のバージョンを使用する場合は、Windows の [コントロール パネル] の [地域のオプション] の設定によって、Excel の 2 桁表記の年の解釈方法が決まります。

テキスト値として入力された日付の場合

日付を文字列として入力した場合、Excel では次のように解釈されます。

00 から 29 までの年 00 から 29 までの範囲で 2 桁の年を入力した場合、2000 から 2029 年として解釈されます。たとえば、日付として「19/5/28」を入力すると、2019 年 5 月 28 日と解釈されます。
30 から 99 までの年 30 から 99 までの範囲で 2 桁の年を入力した場合、1930 から 1999 年として解釈されます。たとえば、日付として「98/5/28」を入力すると、1998 年 5 月 28 日と解釈されます。

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「年」「月」「日」のデータから日付を求める。 DATE関数

書式

DATE(年、月、日)

●<具体例> =DATE(A2、B2、C2)

セル「A2」、「B2」、「C2」に別々に入力されている数値を結合して日付として認識させます。

「D2」に「=DATE(A2、B2、C2)」と入力すると「2008/1/2」と表示されます。
※一旦シリアル値(39449)として認識されますが、自動的に<日付>の表示形式である「2008/1/2」に変換されます。
シリアル値をそのまま表示するには、「セルの書式設定」表示形式を<標準>に設定します。

日付から「年」「月」「日」を求める

書式

年を求める・・・・YEAR(日付)
月を求める・・・・MONTH(日付)
日付を求める・・・DAY(日付)

●<具体例> =YEAR(A2)、=MONTH(A2)、=DAY(A2)

「A2」に入力された年月日から、「B2」に年を、「C2」に月を、「D2」に日付を取り出します。

日付から曜日を求める WEEKDAY関数

書式

WEEKDAY(日付、種類)

●<具体例> =WEEKDAY(A2,1)

「A2」に入力された「1959/2/26」から、曜日を求めます。「種類」に1を指定すると「=WEEKDAY(A2,、1)」
1 〜 7 を日曜日から土曜日とする整数で曜日を返します (5)
※「種類」1は省略可能です。=WEEKDAY(A2)と入力しても、同様の結果になります。

「種類 」入力する値は、
=WEEKDAY(A2、)とすると   「 1 (日曜) 〜7 (土曜)」を整数で返します。
=WEEKDAY(A2、)とすると   1 〜 7 を月曜日から日曜日とする整数で曜日を返します (4)
=WEEKDAY(A2、)とすると   0 〜 6 を月曜日から日曜日とする整数で曜日を返します (3)

曜日を文字列で表示する TEXT(WEEKDAY(日付)、"表示形式")

書式

TEXT(WEEKDAY(日付)、"表示形式")

●<具体例> =TEXT(WEEKDAY(A2)、"aaa")

「A2」に入力された「1959/2/26」から、曜日を求めます。

曜日は番号で返されますから、TEXT関数で表示形式を指定して文字列で表示します。
表示形式で「"aaa"」を指定すると(月、火、水、木、金、土、日)の文字列で表示されます。これ以外の表示形式に「"aaaa"」、「"ddd"」,「"dddd"」などが指定できます。
※上の式では、WEEKDAY関数で使用する「種類」を省略しています。

※TEXT関数は、指定して数値を「表示形式」で設定した文字列に変換する関数です。
書式
TEXT(値、表示形式)
となります。

時刻から、「時」、「分」、「秒」を求める

書式

時を求める・・・・・・HOUR(時刻)
分を求める・・・・・・MINUTE(時刻)
秒を求める・・・・・・SECOND(時刻)

●<具体例> =HOUR(A2)、=MINUTE(A2)、=SECOND(A2)

「A2」に入力された時刻から、「B2」に時を、「C2」に分を、「D2」に秒を 取り出します。

指定した期間内の日数を求める DATEDIF(開始日、終了日、単位)

書式

DATEDIF(開始日、終了日、単位)

●<具体例>  =DATEDIF(A3、B3、"Y")

「1993/5/26」に入社して「2006/3/23」に退社した場合の勤続年数を求めます。「単位」に"Y"を指定すると年数が求められます。しかし1年に満たない日数は、切り捨てられます。
1年に満たない日数を求めたい場合には、「単位」に"YM"を指定します。

「単位」の種類

Y 年数を求めます
M 月数を求めます
D 日数を求めます
MD 1ヶ月未満の日数を求めます
YM 1年未満の月数を求めます
YD 1年未満の日数を求めます

開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の日付を返します。  EDATE関数

書式

EDATE(開始日、月)

この関数を使用すると、伝票の発行日と同じ日に当たる支払日や満期日の日付を計算することができます。

●<具体例01>  EDATE(A2、1)

日付
2008/1/15 ・・・セル「A2」に入力された値
数式 説明 (計算結果)
=EDATE(A2,1) 上の日付から 1 か月後の日付を返します (2008 年 2 月 15 日を表すシリアル値)
=EDATE(A2,-1) 上の日付から 1 か月前の日付を返します (2007 年 12 月 15 日を表すシリアル値)

●<具体例02>  EDATE(A2、1)-1
式の意味・・・月末の日付を求めます。

「2005/2/1」から1ヵ月後の日付=2005/3/1から1を引いた値(2月の末日)を求めます。

土、日、祭日以外の日数を求める NETWORKDAYS関数

この関数を利用するには、<分析ツール>アドインのインストールが必要です。

書式

NETWORKDAYS(開始日、終了日、[祭日])

指定した開始日と終了日の間の日数を、土日と「祭日」の指定日を除いた実働日数を求める。

●<具体例>  =NETWORKDAYS(A2、EDATE(A2、1)-1、D2:D10)
式の意味・・・開始日から終了日(EDATE関数で月末の日付を求めています)の間の日数から土日、祭日・定休日を除いた営業日数を求めています。

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