論理関数

条件を指定して、条件を満たしている場合と、満たしていない場合に、それぞれ指定した値を返す。 IF関数

書式

IF(論理式、真の場合、偽の場合)

指定された条件が TRUE (真) のとき 真の場合 を返し、FALSE (偽) のとき 偽の場合 を返します。

<使用例> IF(D3>=100%、"○"、"×")    

論理式=D3の値が100%以上だったら・・・・D3>=100%
真の場合=論理式の条件を満たす、D3の値が100%以上の場合・・・"○"を返します
偽の場合=論理式の条件を満たさない、それ以外の場合・・・"×"を返します

地区別売上表のセル D3 には、達成率を計算する式が入力されています。D30 の式の結果が 100%以上の場合は "○" と表示され、それ以外の場合は "×" と表示されます。

全ての条件を満たすかどうか調べる  AND関数

書式

AND(論理式1、論理式2...)

AND関数は、複数の条件を全て満たしているかどうかを調べるための関数です。条件を満たせば「TRUE」を返し、満たさない場合は、「FALSE」を返します。

●<具体例01> =AND(1<A2、A2<100)
●<具体例02> =IF(AND(1<A3、A3<100)、A3、"範囲外の値")

数式 説明 (計算結果)
●=AND(1<A2, A2<100) ・・・・・・・A2 の値である 50 が 1 より大きく 100 より小さいかどうかを判定します (TRUE)
●=IF(AND(1<A3, A3<100), A3, "範囲外の値") ・・・・・・・セル A3 の数値 104 が 1 より大きく 100 より小さい場合はその数値を表示し、それ以外の場合はメッセージを表示します (範囲外の値)

※IF(論理式、真の場合、偽の場合)・・・論理式・(AND(1<A3、A3<100)、真の場合(A3の数値を返します)、偽の場合(文字列「範囲外の値」を返します。
AND関数を使用した論理式の条件を満たすとTRUEを返します。
※IF関数と組み合わせて使用する場合は、以下のような対応関係になります。
TRUE=真の場合 となります。
FALSE=偽の場合 となります。

1つの条件を満たすかどうかを調べる  OR関数

書式

OR(論理式 1、論理式 2、...)

OR関数は、複数の条件のうちいずれか1つを満たしているかどうかを調べます。条件を1つでも満たせば「TRUE」を返し、満たさない場合は、「FALSE」を返します。

条件を満たせば「TRUE」を返し、満たさない場合は、「FALSE」を返します。条件を満たせば「TRUE」を返し、満たさない場合は、「FALSE」を返します。

●<具体例01> =OR(100<A2、50<B2)
●<具体例02> =OR(100<A3、50<B3)
●<具体例03> =IF(OR(100<A4、50<B4)、”合格”、”不合格”))

数式の説明(結果)

●01・・・A2の値が100以上か、又はB2の値が50以上ならば、TRUEを返し、そうでない場合は、FALSEを返します。(TRUE)
●02・・・A3の値が100以上か、又はB3の値が50以上ならば、TRUEを返し、そうでない場合は、FALSEを返します。(FALSE)
●03・・・最初にA4の値が100以上か、又はB4の値が50以上かの条件に合うかどうかを判断し、TRUEの場合は、「合格」を返しし、FALSEの場合は、「規格外」を返します。

数値が入力されたセルを調べる ISNUMBER関数

書式

ISNUMBER(テスト対象)

ISNUMBER テストの対象が数値を参照するとき TRUE を返します。

●A5に330.92の値が入力してある場合
●<具体例> =ISNUMBER(A5) セル A5 の 330.92 が数値かどうかを判定します (TRUE)
  

文字が入力されたセルを調べる ISTEXT関数

書式

ISTEXT(テスト対象)

テストの対象が文字列を参照するとき TRUE を返します。

セルのエラーを調べる ISERROR関数

書式

ISERROR(テスト対象)

テストの対象が任意のエラー値 (#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME? または #NULL! のいずれか) を参照するとき TRUE を返します。

文字列のふり仮名を表示する  PHONETIC関数

書式

PHONETIC(範囲)

文字列のふりがなを返します。

<使用例> =PHONETIC(A2)

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