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配列数式

配列数式とは、複数のセルに1つの数式または、1つのセルに複数の結果を共有させたものです。

通常に計算すれば2回に分けて計算します、作業セルをもうけいて、そこにIF関数で性別別の点数を計算し、次にAVERAGE関数で平均点を計算します。
配列式の入力は、「Enter」を押し変わりに「Ctrl」+「Shift」+「Enter」を押して確定します。

しかし配列数式にすると、この式を一つの式で、算出することが出来るのです。

下のサンプルでは、「E3」に男子の平均点を求める式を入力するのですが、最初にIF関数で「性別」からだ男子の得点を取り出し、次にAVERAGE関数で男子得点の平均点を計算しています。
計算手順は上記と一緒ですが、配列数式では、これを一つの式で表すことが出来ます。

このように、IF関数で算出した結果をもとに、AVERAGE関数で平均点を算出した式を一つの計算式で処理しています。これを配列数式といいます。

では、配列数式を使って、男子平均点を求める手順を説明します。
「F3」に入力する式は、{=AVERAGE(IF(B3:B7="男"、C3:C7))}  となります。

1、「F3」をクリックし次に「Fx」をクリックします。 2、「AVERAGE」を選択し「OK」をクリックします。
3、数式バーに表示してあるC3:E3を削除し、名前ボックス右の▼をクリックし「IF」を選択します。 4、「B3:B7」をドラックして選択します。


5、「関数の引数」の画面、<論理式>の欄に今選択したセル範囲が入力されているのを確認し、「="男"」と直接入力します。 6、<真の場合>の欄をクリックします。
7、シートに戻り、「C3:C7」をドラックして選択します。 8、「OK」をクリックします。
※偽の場合は、省略可能です。
9、まだ、配列数式になっていませんから、数式バーの中をクリックし、「Ctl」+「Shift」+「Enter」キーを押します。 10、以上で終了です。配列数式は、式が{ }で囲まれます。

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