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ABC分析グラフを作成する。(パレート図)

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ABC分析


小売業でABC分析とは、重点商品を管理する時に使用する手法です。
物品販売業を例にすると、
取扱い全商品の中で何が売れているのかを判断し、各アイテムごとにランク付けをしてどの商品に重点を置くかを決定する手助けをすることが出来ます。

「20:80の原則」・・・・物事の事象の8割は、2割が起因している。

これを小売業に当てはめると「売上の8割は、2割の商品で構成されている」ということになります。
コンビニなどでは、約2500アイテムの商品が陳列されていますが、売上の80%に貢献している商品は、その中の2割、500アイテムということになります。
売上を伸ばす一番の方法は、売れている商品を伸ばすことです。
売れない商品の売上を伸ばすことは、非常に難しいですが、売れている商品をさらに売上を伸ばすことは、思いのほか簡単にできるものです。(陳列方法、陳列場所、フェイスの取り方など)

以上の点を考えると、ABC分析は重点商品を見つける有効な手段と考えられます。
このABC分析は、売れ筋商品だけではなく、売上げに貢献していない商品(死に筋商品)見つけ、商品を入替えたり、カットするにも大変役に立てることが出来ます。
その結果、
売上増加、坪当たりの効率、在庫回転率を上げ、効率の良い経営をすることも可能になります。

早速、ABC分析グラフを作成して見ましょう。

1、表を作成します。

グラフを作成するのに最低必要な項目は、「商品名、売上高、累積売上構成比」の3項目となります。
今回作成するグラフは、売上ベースとしますので、最初に売上高を昇順で並び替える必要があります。

ランク付けは、累積構成比の、80%以下がAランク、90%以下がBランク、それ以外がCランクとします。

各項目に入力する計算式は以下のようになります。

2、グラフ作成に使用する項目を「CTRL」キーを押しながら選択します。

3、ツールバーにある「グラフウィザード」アイコンをクリックします。

4、グラフウィザードの最初の画面が表示されます。
「ユーザー設定」タブをクリックし「グラフの種類」の欄で「2線上の折れ線と縦棒」を選択し、「選択元」の欄では「組み込み」を選択します。そして「次へ」をクリックします。

5、「データ範囲」タブをクリックします。
「データ範囲」の欄には、選択した範囲が自動で入力されています。
「系列」では、列を選択します。

6、「タイトルとラベル」タブをクリックします。
「グラフタイトル」欄に「ABC分析 パレート図」と入力します。
「Y/数値軸」欄に「売上高」と入力します。
「Y/第2数値軸」欄に「累積構成比」と入力します。

※入力した項目は右側のプリビュー画面で確認することが出来ます。

7、「軸」「目盛線」は、今回は使用しません。

8、「凡例」タブをクリックします。
「凡例を表示する」にチェックを入れ、「表示位置」で「上」を選択します。
「次へ」をクリックします。

9、「グラフの場所」の画面で「オブジェクト」を選択します。
※「新しいシート」を選択すると、新しいシートが挿入され、そこにグラフが作成されます。

「完了」をクリックします。

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